プロ野球選手会は野球発展のために頑張っている

毎年各チームの代表が集まって会合を開き、今後の野球界をどうすればよいのか立案するのがプロ野球選手会の役割です。
基本的な業務としては、プロ野球選手の待遇改善とファンコミュニケーションの充実と野球というスポーツの振興策、そして社会貢献の方法の立案などが挙げられます。

プロ野球選手の待遇改善の内容は、野球選手問わずにプロスポーツ選手として活躍できるのは18歳からデビューできたとしても平均で35歳までと短命です。引退してからの人生の方が長いのに、いまだ引退後の安定した人生設計ができる環境にはなっていないです。
そこで給料の支払いの改善だけでなく、引退後の解説者や指導者への道そして若い年代で引退した場合には再就職先の紹介などを行います。

ファンコミュニケーションの充実と野球というスポーツの振興策については、現在プロ野球は日本国内で人気のスポーツになっていますが、その他のスポーツとの競合だけでなく少子高齢化でプレイ層の減少が叫ばれています。そこで野球界を存続するためにはすそ野を広げることが重要なので、ファンミーティングや握手会そして同じ環境で練習できるなどの方法を模索しています。

最後の社会貢献の方法の立案というのは、プロ野球選手は人に夢を与える人物でなければならないという概念があります。
しかし1990年代の阪神淡路大震災や2011年の東北地震などの災害に見舞われてしまえば、そこに住む人々は災害のダメージで夢を見るどころではなくなってしまいます。
そこで野球界ではそんな災害や何らかの大事故が起きた時に、人々がすぐに笑顔になれるようにチャリティーの方法やメッセージ発信の方法を考案しているのです。

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